昇天にあたり主イエスが願ったこと | ヨハネによる福音書 17章6-19節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネによる福音書 17章6-19節

「彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 17章11節

昇天にあたり主イエスが願ったこと

主イエスは十字架にかかる直前、御自身が昇天することをも弟子たちに予告されました(14章3節)。その上で、世に残される弟子たちを守ってくださるように、と祈り願いました(11、15節)。

弟子たちは天の父のものであり、神に逆らう世に属していません。そのため、世から憎まれますが、この弟子たちが守られることで、主イエスは栄光を受け、父なる神と子なる主イエスが一つであるように彼らも一つとなることができます。

「わたしの喜びが彼らの内に満ちあふれる」(13節)ことを望む主イエスは、弟子たちを見捨てて天に去ってしまうのでは決してありません。そもそも主イエスは地上にある間、弟子たちを守ってこられました(12節)。そしてこの先も「彼らのために、わたしは自分自身をささげます」と宣言され(19節)、十字架においてご自身をささげられました。主イエスが天に昇られるのも、助け主として聖霊を送ってくださるためでした(14章、16章)。

今、主イエスは天におられますが、この地を神の国へと造り変えるために地上の私たちを守り、用いてくださいます。「真理によってささげられた者」(19節)として、きょう一日も主のために励んでいきましょう。

【祈り】

主よ、この地に神の栄光を表してゆくことができるよう、きょうも上より私たちを守り導いてください。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)