神の真理を伝える聖霊 | ヨハネによる福音書 16章4節後半-15節

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ヨハネによる福音書 16章4節後半-15節

「真理の霊が来ると、あなたがたを導いて真理をことごとく悟らせる。その方は、自分から語るのではなく、聞いたことを語り、…」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 16章13節

神の真理を伝える聖霊

聖霊降臨を記念するペンテコステの主日に、主イエス自らが聖霊の働きについて語られた言葉を聞きましょう。

主イエスが昇天された後、聖霊が弟子たちに降りました。聖霊は世の誤りを明らかにして、私たちの信じる真理こそ正しいと弁護してくださいます(7、8節)。加えて、私たちを導いて神からの真理をことごとく悟らせてくださるのです(13節)。

聖霊は父なる神や御子イエスと無関係に語るのではありません。まず父なる神のものがすべて御子イエスのものでもあります(15節)。その御子イエスから聞いて聖霊は語るのです(13節)。「その後、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ。あなたたちの息子や娘は預言し、老人は夢を見、若者は幻を見る」(ヨエル3章1節)との旧約の約束は、こうして実現するのです。

ですから、父なる神と御子イエスが天におられる現代でも、聖霊が弁護者、真理の霊として地上で私たちと共にいてくださいますから、私たちは聖霊の導きに従って生きてゆけばよいのです。聖霊は聖書の御言葉と共に働いて神の真理を知らせ、祈りを導いてくださいます。日々聖書に親しみ、祈りをささげてゆきましょう。

【祈り】

聖霊よ、私たちが神からの真理を十分に知り、従っていくことができるよう導いてください。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)