2024年5月14日(火)いくつになっても遅くはない

 おはようございます。筑波みことば教会の朴徹です。
 旧約聖書の創世記には、「アブラハム」という人物が登場します。彼の子孫は大いに栄え、後にイスラエル人と呼ばれるようになります。さらに、そのイスラエル人の中から、イエス・キリストが誕生します。

 そのアブラハムの前に、ある時、神様が現れました。「アブラムが九十九歳になったとき、主はアブラムに現れて言われた。『わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者となりなさい。』」旧約聖書創世記17章1節の言葉です。

 アブラハムはもともと、「アブラム」という名前の人物でした。後に神様より「アブラハム」と名乗るように告げられ、名前を変えましたが、その彼の前に、神様は三度現れました。一度目は彼が75歳のとき、二度目は85歳のとき、三度目は99歳のときでした。

 この時代の人々はとても長生きだったと思われますが、それにしてもアブラムは、もうずいぶん年を取っていました。そのような時に、神様は、彼の前に現れ、「わたしに従って歩み、全き者となりなさい。」と言われたのです。人は誰でも、年を重ねるほど新しいことを始めるのは難しい、と考えがちです。しかし、99歳という高齢の者を神様が選び、呼びかけられたのです。

 神様はこのように、私たちに対しても、いくつになっても呼びかけておられるお方です。神様にあっては、私たちはいくつになっても、何歳からでも、その呼びかけに答えて、新しい人生をスタートすることができるのです。


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