励ましを必要とする教会 | 使徒言行録 15章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

使徒言行録 15章

数日の後、パウロはバルナバに言った。「さあ、前に主の言葉を宣べ伝えたすべての町へもう一度行って兄弟たちを訪問し、どのようにしているかを見て来ようではないか。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 15章36節

励ましを必要とする教会

パウロは、第二回の伝道旅行に出かけます。しかし、パウロは、新しいところに宣教に向かったのではありません。前回出掛けて行って伝道してきた場所をもう一度訪問して、そこにある諸教会を力づけるためでした。さらにパウロはこの後、第三回の伝道旅行にも出かけ、自分が教会に赴けない時には手紙を書いて送りました。

パウロが伝道者としての生涯を主として費やしたのは、新しい教会を開拓する働きのためばかりではありません。既に建てられている教会を励まし、牧し、維持するためでもありました。

新しい教会の開拓も大切です。しかし、教会を維持することも同じくらい大切です。一度信じ、福音を受け入れて始まる信仰生活は、神の前にいつも立ち続けることで維持されます。それには、毎週、さらに毎日、御言葉に触れ、悔い改めるべきを悔い改めることが重要です。継続的な信仰生活を送ることで、神の愛の深みを知り、希望と恵みを大きくしていただくことができます。

今朝、御言葉と出会うそのときが、新しい一歩となりますように。

吉岡 契典(板宿教会)