信仰の勝利者 | 使徒言行録 28章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

使徒言行録 28章

ローマからは、兄弟たちがわたしたちのことを聞き伝えて、アピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来てくれた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 28章15節

信仰の勝利者

パウロは暴風を逃れ、マルタという島で助かりました。しかし、パウロはこの島で蝮にかまれて、死ぬと思われましたが、何の害も受けませんでした。主はこのような奇跡を起こし、パウロを救われました(マコ16章18節参照)。それは主ご自身がなさろうとするローマでの異邦人宣教の道を開くためでした。

生き残ったパウロはやがてローマに着きました。すると、ローマの兄弟たちがアピイフォルムとトレス・タベルネまで迎えに来ました。このアッピア街道はローマの将軍が戦争に勝利したことを、群衆が熱烈に歓呼する道です。本文でも王や将軍を迎えるときに使われる単語が使われています。まさに凱旋する王や将軍の統治が始まろうとしています。

パウロは数えきれない死の危険や、海の暴風の危機を主の守りによって乗り越えてきました。福音によって新しい統治が開かれようとしているかのようです。福音宣教はローマで終わりではありません。さらに大きく、世界中に広まっていっています。パウロを守ってくださったのと同じ仕方で私たちを守り、主イエスが再臨するまで続きます。

金 度亨(小倉伝道所)