祈りから始まる | ネヘミヤ記 1章

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ネヘミヤ記 1章

これを聞いて、わたしは座り込んで泣き、幾日も嘆き、食を断ち、天にいます神に祈りをささげた。
「おお、わが主よ、…わたしたちは心からあなたの御名を畏れ敬っています。どうか今日、わたしの願いをかなえ、この人の憐れみを受けることができるようにしてください。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ネヘミヤ記 1章4節、11節

祈りから始まる

ユダの民たちが捕囚から解放され、ユダの地に帰り始めていたころのことです。ネヘミヤはペルシアに残り、献酌官という役割をもって王に仕えていました。そこへユダの地から来た人びとによってエルサレムの様子が伝えられます。ネヘミヤは、エルサレム神殿が、順調に再建されていると予想していたかもしれませんが、その知らせは悪いものでした。城壁は打ち破られ、城門は焼け落ちたままだというのです。ネヘミヤは嘆き、断食をし、祈りをささげました。その祈りが5節から1章の終わりまで記されています。

その祈りの最後のところに「この人の憐れみを受けることができるように」とあります。「この人」とはペルシアの王のことでしょう。ネヘミヤは、王の許しを得て、自分がエルサレムに行って再建することを考え始めていたようです。ここからネヘミヤの再建事業が始まります。

ネヘミヤは何よりもまず、神に訴え、祈りました。そこから、新しい使命が始まったのです。きょうも、私たちが、どういう状況であったとしても、祈りから始めましょう。そこから新しい歩みが始まります。

川杉 安美(草加松原伝道所)