約束された“霊” | ガラテヤの信徒への手紙 3章

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ガラテヤの信徒への手紙 3章

それは、アブラハムに与えられた祝福が、キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶためであり、また、わたしたちが、約束された“霊”を信仰によって受けるためでした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ガラテヤの信徒への手紙 3章14節

約束された“霊”

きょうの御言葉には、旧約聖書のすべての約束の成就が凝縮されています。

まず「アブラハムに与えられた祝福」ですが、これは「地上の諸国民はすべて、あなたの子孫によって祝福を得る」という約束のことです(創22章18節)。そしてこれは、神がその子イサク、孫ヤコブとも約束してくださった祝福です。

その祝福が「キリスト・イエスにおいて異邦人に及ぶため」とあります。昨日見たように、イザヤは救いの到来を、霊の動きに注目して預言しました。「エッサイの株からひとつの芽が萌えいで、その根からひとつの若枝が育ち、その上に主の霊がとどまる」(11章1、2節)。「その日が来れば、エッサイの根はすべての民の旗印として立てられ、国々はそれを求めて集う」(同10節)。そのとおり「若枝」であるイエス・キリストが、聖霊の力を受けて地上を歩まれ、十字架の死を忍ばれ、異邦人も含めすべての民のために立てられ(復活させられ)ました。

そして「その後(主の死と復活が成し遂げられた後)、わたしはすべての人にわが霊を注ぐ」(ヨエ3章1節)との約束どおりに、ついに私たちにも聖霊が降ったのです。

教育機関誌 委員会