身を汚してはならない | レビ記 18章

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レビ記 18章

あなたたちは必ずわたしの命令を守りなさい。これまで行われてきたいとうべき風習の一つでも行って、身を汚してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 18章30節

身を汚してはならない

モーセを通して与えられた戒めのうち、第七戒ほど、かつても今も人間の罪を明らかにするものはありません。

レビ記18章の背景には、神が人間に与えられた正しい性の関係を、いとうべきものに変えてしまったカナンの風習があります。レビ記は、肉親や兄弟姉妹、また、結婚をしている他人の妻について、さらには、動物との性的な関係に至るまで語っています。

主なる神は「これまで行われてきたいとうべき風習の一つでも行って、身を汚してはならない」とお語りになります。

このような風習は、遠いモーセの時代だけのことでしょうか。決してそうではありません。私たちが生きているこの現代の社会においても行われ続けていることです。しかもそれらのことが「身を汚すこと」であると認識され、省みられることはありません。

しかし、私たちの「体も魂も…イエス・キリストのもの」(『ハイデルベルク』問1)です。それ故、キリスト者である私たちは自分の身を汚してはなりません。「わたしはあなたたちの神、主である」との御言葉を、今こそ心に留めましょう。

岡本 惠