みだらな行いを避けるために | コリントの信徒への手紙一 7章

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コリントの信徒への手紙一 7章

みだらな行いを避けるために、男はめいめい自分の妻を持ち、また、女はめいめい自分の夫を持ちなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 7章2節

みだらな行いを避けるために

コリントの町は、商業と貿易の町として知られていましたが、この裕福な町には、多くのみだらな行いが満ちあふれていたのです。しかし、そのような町にも、多くの信仰者たちが起こされたのです。ところが、長い間、異教の習慣の中にいた信仰者たちの中には、これまでの習慣から抜け出すことができない人びとがいました。パウロはそのような人たちに信仰者の正しい歩み方について教えたのです。しかし、パウロの教えを誤解した人たちもいました。これらの人たちの中には「男は女に触れない方がよい」と、あまりに禁欲的に受け止める人たちもいました。

そこでパウロは、2節でこう語りかけています。「男はめいめい自分の妻を持ち、また、女はめいめい自分の夫を持ちなさい」と。

結婚の第一の目的は、互いに愛し合い、助け合うことです。それは「みだらな行いを避けるため」でもあります。夫婦の性的関係そのものは、正しく用いるならば慰めであり、祝福なのです。夫と妻がこのことを正しく理解することが、この世の誘惑に打ち勝つために大切なことです。

岡本 惠