地上の務めでも御心を | コリントの信徒への手紙一 7章

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コリントの信徒への手紙一 7章

おのおの主から分け与えられた分に応じ、それぞれ神に召されたときの身分のままで歩みなさい。これは、すべての教会でわたしが命じていることです。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 コリントの信徒への手紙一 7章17節

地上の務めでも御心を

「御心の天になるごとく、地にもなさせたまえ」

私たちは、それぞれ地上の生涯における務めを与えられています。

信仰をもって歩むこと、神と隣人を愛すること、福音を証しし教会に仕えること、神の栄光を讃え、神を喜んで生きること、これらはもちろん私たちに共通の最も重要な務めです。しかし同時に私たちには、それぞれの生活の場があり、それぞれ遣わされている責任があります。それらに誠実に向かうことも神から与えられた務めです。直接信仰と関わらない務めであっても、神は私たちにそれぞれの生活の場所と共に与えてくださっているのです。

私たちの地上の歩みやそこで向き合うさまざまな務めが私たちの思いと相容れないことは少なくありません。神の御心に明らかに反するのでない限り、私たちは与えられた務めに誠実に向き合い、その場で神の御心をあらわすことを与えられた務めと受け止めるようにと、パウロは勧めています(1コリ7章17節)。教会の外のどのような働きにおいても、神の御心を実現することができるのです。

長田 詠喜(新所沢伝道所)