暗闇に輝いた大きな光 | マタイによる福音書 4章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マタイによる福音書 4章

「ゼブルンの地とナフタリの地、
湖沿いの道、ヨルダン川のかなたの地、
異邦人のガリラヤ、
暗闇に住む民は大きな光を見、
死の陰の地に住む者に光が射し込んだ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 4章15節~16節

暗闇に輝いた大きな光

主イエスが伝道活動を始められたガリラヤは、ユダヤ人と異邦人が雑居し、さまざまな民族の文化が混合していました。そのためにエルサレムのユダヤ人からは嫌われ、宗教的にも軽蔑と憎しみしか受けられない地になっていました。

しかし、旧約聖書のイザヤ書に約束されていた通り、この地で主イエスは伝道の第一声を上げられました。「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて福音を信じなさい」(マコ1章15節)。神が繰り返し預言してこられた救い主が天からこの世に来られ、いよいよその働きを開始されたのです。

私たちは自分で選んで「神の国」に入れるようになったのではありません。先ず、神が私たちを愛して呼んでくださったので、主イエスを知ることができました。それは一方的な恵みであり、神自ら私たちを罪の暗闇の力から引き揚げてくださいました。

呼んでくださったお方は、大きな光であり、光そのものです。そして、「罪の赦し」という福音の中に、生涯私たちを固く守ってくださるお方なのです。

坂本 紀夫