神との和解の食卓 | レビ記 6-8章

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レビ記 6-8章

主にささげる和解の献げ物についての指示は次のとおりである。
それを感謝の献げ物としてささげる場合、献げ物にする動物のほかに、…輪形のパン、オリーブ油を塗った薄焼きパン…更に酵母を入れて作った輪形のパンをささげる。彼はそれぞれの献げ物から1個ずつを奉納物として主にささげる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 7章11節~14節

神との和解の食卓

1章から5章まで、5つの献げ物について命じられてきました。6、7章は、それらを行う祭司アロンとその子らへの指示が記されています。ここでの順序を見ると、(1)焼き尽くす献げ物、(2)穀物の献げ物、(3)贖罪の献げ物、(4)賠償の献げ物、(5)和解の献げ物となっています。贖罪・賠償が済んでから和解が成る、という流れにも見えます。

和解の献げ物は、「感謝」、「満願(誓願の期間満了)」のとき、また自らの意志で「随意」に献げられます。和解の献げ物は、肉だけでなく、パンも共にささげることが定められていました。肉とパンが並んで、まるで食卓のようです。この和解の献げ物だけは、民も食べることができました。神との和解が成ったときに、献げ物は執り成してくれた祭司と共に与る、神の御前での食事となるのです。

ご自身をささげられたイエス・キリストというまことの祭司によって神と和解させていただいた私たちの食卓は、なおのこと、毎食が主への献げ物、神の御前での食卓でありたいと思わされます。食前の感謝の祈りをささげるときにも、神との和解を想いたいのです。

赤石 純也(伊丹教会)