主が命じられたとおりに | レビ記 9-12章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

レビ記 9-12章

なお産婦が貧しくて小羊に手が届かない場合は、2羽の山鳩または2羽の家鳩を携えて行き、1羽を焼き尽くす献げ物とし、もう1羽を贖罪の献げ物とする。祭司が産婦のために贖いの儀式を行うと、彼女は清められる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 12章8節

主が命じられたとおりに

献げ物の規定に従って、まずモーセがアロンとその子らのために贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、任職の献げ物をささげました。モーセが行ったことは「主の命じられたとおり」であったと繰り返されています(8章4節ほか)。

9章ではアロンが献げ物をささげました。ささげ終えてモーセとアロンが民を祝福すると、主の御前から炎が出て、献げ物をなめ尽くし、これを見た民全員は喜びの声を上げてひれ伏した、とあります(9章24節)。

しかし、もう10章でさっそく違反があったと記されています。最初から違反がある悲しさ。これが御言葉に従い得ない人間の姿です。

11章は清い動物・汚れた動物についての規定です。ユダヤ人が今も守っている規定です。ペトロも主が命じられたとおりに生きていました。使徒言行録10章でペトロが見た幻は、この規定を克服するためのものでした。

12章は産婦についての規定です。この中に貧しくて小羊に手が届かない人のための規定もありました。これに従って母マリアも、主が命じられたとおりに献げ物をささげたのでした。

赤石 純也(伊丹教会)