宿営の外に | レビ記 13-14章

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レビ記 13-14章

重い皮膚病にかかっている患者は、衣服を裂き、髪をほどき、口ひげを覆い、「わたしは汚れた者です。汚れた者です」と呼ばわらねばならない。この症状があるかぎり、その人は汚れている。その人は独りで宿営の外に住まねばならない。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 レビ記 13章45節~46節

宿営の外に

神は、たびたび重い皮膚病で人を打つことがありました。たとえば、傲慢さのゆえにこの病にかかった人の例として、モーセの姉ミリアム(民12章)や、ユダの王ウジヤ(歴下26章16~21節)が挙げられます。重い皮膚病の人は宿営の外に隔離され、悔い改めのときのように「衣服を裂き、『わたしは汚れた者です』と呼ばわらねばならない」と、命じられました。

しかし、神はまた、ヨブのように無垢な人をも重い皮膚病で打たれることがありました。ヨブは嘆いて言いました。「わたしを憐れんでくれ、神の手がわたしに触れたのだ」(ヨブ19章21節)。

イエス・キリストの前に重い皮膚病を患っている人が来ました。主イエスは、ヨブの祈りに応えるかのようにその人を「深く憐れんで」、その人に「触れ」、「清くなれ」とお命じになります。すると病は去り、彼は交わりに戻ることができました。その後、主イエスはどこへ行かれたか。「町の外の人のいない所におられた」(マコ1章45節)。その人が隔離されていた場所です。主はこのように私たちを憐れみ、私たちの病を担い、身代わりになってくださいました。

赤石 純也(伊丹教会)