御言葉の権威 | ルカによる福音書 7章

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ルカによる福音書 7章

「わたしも権威の下に置かれている者ですが、わたしの下には兵隊がおり、1人に『行け』と言えば行きますし、他の1人に『来い』と言えば来ます。また部下に『これをしろ』と言えば、そのとおりにします。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 7章8節

御言葉の権威

この異邦人の百人隊長は、人を通して、病気で死にかかっている部下の癒やしを主イエスに願い出ました。しかし、自分は主イエスを自分の家にお迎えできるような者ではないと言い、ただ主イエスの御言葉だけを求めました。

それは、彼の軍人としての体験に基づく確信から来ていました。彼は国王の権威を身に帯びる者として、部下に命じればその通りにすることを知っていました。まして神の権威を身に帯びておられる主イエスがひと言おっしゃってくだされば、部下は必ず助かると、彼は信じていたのです。それは、神の権威ある言葉の力を信頼する信仰と言えるでしょう。

「光あれ」と神が言われると、そこに「光があった」(創1章3節)。それが権威ある神の言葉の力です。この神の言葉は、今も語り続けられています。聖書を通して、とくに主の日の礼拝における御言葉の説教を通して、今も語り続けられているのです。

私たちもこの権威ある神の言葉の力に信頼して、語られた御言葉は必ず実現すると信じて、聞き従う者たちでありたいと思います。

吉田 実(但馬みくに伝道所)