神の武具を身に着ける | エフェソの信徒への手紙 6章

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エフェソの信徒への手紙 6章

最後に言う。主に依り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。悪魔の策略に対抗して立つことができるように、神の武具を身に着けなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エフェソの信徒への手紙 6章10節~11節

神の武具を身に着ける

教会は、一つのキリストの体であり、全体が補い合って一つの目標に向かって歩む信仰共同体です。教会に連なる私たちは、「この世」との関わりの中で信仰生活を送っています。この世は、神の御心とは異なる罪の力に支配されている「暗闇の世界」です。

この世界でキリスト者生活を送る以上、悪魔との戦いは不可避です。悪魔の策略は巧妙で、私たちを神への信頼、信仰から引き離そうとします。この戦いは血肉を相手にするものではなく「天にいる悪の諸霊」を相手にする霊の戦いです。私たちは戦いの備えとして、主に信頼し、その力によって強められるだけでなく、神の武具を身に着けなければなりません。

パウロは6種類の武具を挙げます。真理の帯、正義の胸当て、平和の福音を告げるための履物、信仰の盾、救いの兜、霊の剣、すなわち神の言葉です。霊の剣は、誰かを殺したり傷つけたりするものではなく、人を罪から救い、慰めと平和を与えるものです。これらの武具を身に着けて、神の霊によって助けられ、主が約束し備えてくださっている御国を目指して、この世の旅路を共に歩みましょう。

久保 浩文(松山教会)