わたしがあなたがたを選んだ | ヨハネによる福音書 15章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ヨハネによる福音書 15章

「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 15章16節

わたしがあなたがたを選んだ

入学、進学、入社の季節です。希望に胸膨らませている人、行く道に不安を感じている人、願った道に進めず、不本意ながら新たな道に進んでいく人。既に与えられている道で学びや働きに従事している人。そんなすべての人に主イエスは語っておられます。「あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ」と。

私たちは、自分で教会に行き、自分で主を信じて洗礼を受け、あるいは、信仰告白をしてキリスト者として歩んでいる、と感じることがあるかもしれません。でも、主はおっしゃいます。「わたしをお遣わしになった父が引き寄せてくださらなければ、だれもわたしのもとへ来ることはできない」と(6章44節)。

学びや仕事の場も同じです。自分で探し、自分で試験を受け、自分で切り開いたように思える道です。でもその背後で、主が、あなたがそこに行くようにと一切を計らってくださっていたのです。あなたが、置かれた場所で活き活きと学び、働き、人々に仕える。そのとき、あなたをその場に置かれた主イエスに、あなたは生活と人生をかけて応えているのです。

芦田 高之(新浦安教会)