神への信頼と感謝 | 詩編 52編

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詩編 52編

わたしは生い茂るオリーブの木。
神の家にとどまります。
世々限りなく、神の慈しみに依り頼みます。
あなたが計らってくださいますから
とこしえに、感謝をささげます。
御名に望みをおきます
あなたの慈しみに生きる人に対して恵み深い
あなたの御名に。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 詩編 52編10節~11節

神への信頼と感謝

詩編52編は、悪事を働く者と神に信頼を置く者とを対比させています。表題(1、2節)から分かることは、ダビデがサウル王から逃れてアヒメレクのところに行ったことです。ですから、3節の「力ある者」とは、サウル王を指していると思われます。その彼は、悪事を好み、人を破滅させるような言葉を語ります。しかし、神はその者を裁かれることが語られます。このことを見て、神に従う人は神を畏れます。

詩人は、「わたしは生い茂るオリーブの木」と言います。まだ神殿も建てられていない時に、神に信頼し、慈しみに依り頼み、神の家を離れることなく礼拝を守る者には、生い茂るオリーブの木のように繁栄が与えられるのです。ダビデも犯した罪が赦され、贖われた者としての感謝と喜びがあります。

私たちの目に見える現実は、力ある者が悪事を誇り、欺く舌を好む者が権勢を誇っています。しかし、その現実にのみ込まれてしまう必要はありません。主イエスに信頼し、望みをもって礼拝し感謝する者は、神によって祝福され、御国への招きに入れていただけるのです。

小中 史郎