人を恐れてはならない | マタイによる福音書 10章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

マタイによる福音書 10章

体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな。むしろ、魂も体も地獄で滅ぼすことのできる方を恐れなさい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 10章28節

人を恐れてはならない

主イエスは、弟子の中から12人を選び、汚れた霊に対する権能を授けられました。そして、その12人を世に派遣するにあたり、さまざまなことを命じられました。その一つが「人々を恐れてはならない」です。主イエスは、「体は殺しても、魂を殺すことのできない者どもを恐れるな」と命じておられます。人を本当に滅ぼすことができる方は、主なる神以外にはおられないからです。

主なる神は、この世界のすべてを造り、治めておられる方です。ですから、この世で起こるどんなことも主なる神の了解なしに起こることはありません。1アサリオンで売られている2羽の雀のうちの1羽が地に落ちることさえ主なる神の許しなしには起こりません。雀は1羽では値がつかず、2羽セットで売られます。1羽の雀とは、取るにたらないものの代表です。

また、主なる神は、私たちの髪の毛の数までも数えておられます。すなわち、私たち一人ひとりのことを私たち以上にご存じです。私たちには、このすべてを知っておられる神がいつも共にいてくださいます。ですから、私たちは、何も恐れる必要はありません。

浅野 正紀(江古田教会)