小さな群れよ、恐れるな | ルカによる福音書 12章22-32節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ルカによる福音書 12章22-32節

「だから、言っておく。命のことで何を食べようか、体のことで何を着ようかと思い悩むな。…ただ、神の国を求めなさい。そうすれば、これらのものは加えて与えられる。小さな群れよ、恐れるな。あなたがたの父は喜んで神の国をくださる。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 12章22節、31章32節

小さな群れよ、恐れるな

教会には、福音を伝えるという使命が与えられています。しかし、私たちの信仰の歩みは決して容易なものではありません。とりわけ小さな群れは、御国の前進の兆しが見えないときに、大きな不安を抱えることがあります。初代教会もまた小さな交わりでした。教会の小ささに思い悩むことがあったかもしれません。

しかし、きょうの主イエスの御言葉に耳を傾けますと、主はすでに教会が直面する試みをご存じでした。日々の信仰の歩みにおいて、さまざまなことで思い悩む、小さな群れである私たちですが、私たちの信仰の薄さを主イエスはご存じでした。父なる神は、私たちに必要なものをご存じです。私たちの信仰の弱さも小ささも全てご存じの上で、「思い悩むな」と励ましてくださっています。

長い歴史の中で、教会に集う兄弟姉妹は、この主イエスの言葉に繰り返し励まされてきました。私たちが神の国を求めて祈るとき、父なる神は、喜んで祝福してくださいます。キリストを通して与えられたこの希望を胸に、新しい一年を力強く歩みたいと祈り願います。

長谷部 真(堺みくに教会)