本当の命綱 | ルカによる福音書 12章13-21節

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ルカによる福音書 12章13-21節

こう自分に言ってやるのだ。「さあ、これから先何年も生きて行くだけの蓄えができたぞ。ひと休みして、食べたり飲んだりして楽しめ」と。』しかし神は、『愚かな者よ、今夜、お前の命は取り上げられる。お前が用意した物は、いったいだれのものになるのか』と言われた。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 12章19節~20節

本当の命綱

バンジージャンプをしたら紐が切れて落ちてしまった。そういう衝撃的な映像をテレビで見たことがあります。この人の命綱は役に立ちませんでした。

役に立たない命綱は危険です。愚かな金持ちは、自らが持っている多くの財産を自らの命綱としています。それに信頼し、安心しきっています。19節の「ひと休みして」という発言に、それが表れています。しかし、死を前にして、財産という命綱は何の役にも立ちませんでした。この役に立たない命綱に信頼しきっていたところに、この金持ちの愚かさがあります。

それでは、どのような命綱に信頼すれば、私たちは真の安心を得てひと休みできるのでしょうか。主イエスはその答えを私たちに示してくださっています。

「すべて疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11章28節、新改訳2017)。

主イエスこそ、安心できる命綱です。決して切れることはありません。このお方が、今日も私たちを御もとに招いてくださっています。

三輪 誠(浜松伝道所)