救いが成し遂げられた | ヨハネによる福音書 19章29-30節

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ヨハネによる福音書 19章29-30節

イエスは、このぶどう酒を受けると、「成し遂げられた」と言い、頭を垂れて息を引き取られた。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 19:30

救いが成し遂げられた

主イエスの十字架上での七つの言葉、六つ目に覚えたいのは、「成し遂げられた」という言葉です。主イエスは、父なる神から託された私たちの身代わりとして、十字架という飢え渇きを、その身に引き受けられました。

その時、主イエスは「酸いぶどう酒」を受けられました。ご自身の痛みを和らげるためのぶどう酒は拒まれましたが、罪人である私たちの身代わりとしての苦しみを全て味わい尽くすため、酸いぶどう酒は受けとられました。ここに私たちの救いが成し遂げられたのです。

こうして旧約聖書以来、語り続けられてきた神の救いの計画が実現しました。「天地創造の前に、神はわたしたちを愛して、御自分の前で聖なる者」にしようとされました(エフェ1章4節)。「この御心に基づいて、ただ一度イエス・キリストの体が献げられたことにより、わたしたちは聖なる者とされたのです」(ヘブ10章10節)。

もはやこれ以上、何か必要とするものはありません。これだけでは不十分ということもありません。主イエス・キリストの十字架が、私たちの救いにとってのすべてです。

古澤 純人(徳島教会)