福音の告知 | 使徒言行録 2章14-36節

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使徒言行録 2章14-36節

「だから、イスラエルの全家は、はっきり知らなくてはなりません。あなたがたが十字架につけて殺したイエスを、神は主とし、またメシアとなさったのです。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 2章36節

福音の告知

聖霊降臨の出来事が起こった直後、聖霊に満たされたペトロは、その場に集った人びとに、自分たちに起こった出来事の意味を語ります。ペトロは、この聖霊降臨が旧約聖書の預言の実現であり、神の約束された出来事が、今、起こっているのだと証しするのです。聖霊の降臨は、イエス・キリストが与えてくださった約束の実現ですが、それはイエスの受難と十字架の死と同じように、神のお定めになった救いの計画の実現なのです。

主イエス・キリストの到来、受難、十字架の死、復活、昇天、神の右の座への着座、そして、聖霊の降臨、これらが神の救いの歴史の中で一続きのものと理解することが聖書の預言と証言を正しく理解する道筋です。

そして、それらすべてが私たちの救いのための神のご計画である。これこそ神の良き知らせ、福音です。ペンテコステの出来事は、神の福音の告知と切り離せません。イエスこそ、メシア、キリストであると信じる私たちは、聖霊の働きによって神の福音を受け入れた者たちとして、共にこの福音を告げ知らせていきます。

松田 基教(多治見教会)