正しい反応 | マタイによる福音書 11章16-19節

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マタイによる福音書 11章16-19節

「今の時代を何にたとえたらよいか。広場に座って、ほかの者にこう呼びかけている子供たちに似ている。
『笛を吹いたのに、
踊ってくれなかった。
葬式の歌をうたったのに、
悲しんでくれなかった。』」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 11章16節~17節

正しい反応

神は人に感情というものを与えてくださいました。そのため、楽しければ笑い、悲しければ泣きます。この感情のスイッチが正しく作動しないと人に問題が生じます。

主イエスは、福音に対する当時のユダヤ人たちの頑なな思いを、広場で遊ぶ子どもたちの遊びにたとえて言われました。子どもたちが嬉しい音楽にも踊らず、悲しい葬式の歌にも悲しまない、感情のスイッチが正しく作動しない様子が、神からの喜びのメッセージにも警告のメッセージにも正しく反応しない今の時代と似ていると指摘されます。ファリサイ派をはじめユダヤの人は悔い改めを力説した洗礼者ヨハネのメッセージを無視し(18節)、喜びの福音を伝える主イエスをも嘲笑いました(19節)。その結果、主イエスを十字架につける罪を犯してしまいました。神への感情のスイッチが正しく作動しなかったためでした。

あなたの神へのスイッチはいかがでしょうか。正しく作動しないものは修理する必要があります。神への反応スイッチの修理法は悔い改めです。自分の罪を心から悔い改めて、聖書、説教、賛美、祈りを通して語りかけてくださる神に感情の心を明け渡しましょう。

李 哲敏(東広島伝道所)