エルサレム陥落の日に | エレミヤ書 39章

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エレミヤ書 39章

「しかし、その日に、わたしはあなたを救い出す、と主は言われる。あなたが恐れている人々の手に渡されることはない。わたしは必ずあなたを救う。剣にかけられることはなく、命だけは助かって生き残る。あなたがわたしを信頼したからである、と主は言われる。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 39章17節~18節

エルサレム陥落の日に

エルサレム陥落の出来事は、真の預言者エレミヤに臨んだ「主の召命」を思い起こさせます。若いエレミヤを召し出したとき、すでに主なる神は、その使命が全世界の国々に及ぶことを告げて、預言しておられました。「わたしは今日、あなた(エレミヤ)をこの国全土に向けて、堅固な町とし、鉄の柱、青銅の城壁として、ユダの王やその高官たち、その祭司や国の民に立ち向かわせる」(1章18節)。

この預言のとおりに、神の民において決して滅びないと思われていたエルサレムが陥落しました。それに対して、主なる神によって堅固な町とされたエレミヤは、その命を守られ、さらに主の言葉を人びとに告げる預言者として用いられていきます。

エルサレム陥落の日、エレミヤが監視の庭に監禁されていたとき、主に召されたときと同じ言葉がエレミヤに臨みます。「しかし、その日に、わたしはあなたを救い出す」。

どのような時代の変化の中でも、ただまことの王でいます主キリストの御言葉にとどまり、固く立ち続けましょう。そして、世界の人びとのため祈りつつ、主の救いを大胆に語り続けましょう。

宮武 輝彦(男山教会)