主の声に聞き従わない罪 | エレミヤ書 43章

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エレミヤ書 43章

彼らの神である主がエレミヤを遣わして伝えさせたすべての言葉を、彼が民の全員に語り終えたとき、ホシャヤの子アザルヤ、カレアの子ヨハナンおよび高慢な人々はエレミヤに向かって言った。
「あなたの言っていることは偽りだ。我々の神である主はあなたを遣わしていない。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 エレミヤ書 43章1節~2節

主の声に聞き従わない罪

自分たちの意に反して、エジプトに行かないで、ユダにとどまるように命じられた人びとは、次にどのような行動を取ったでしょうか。

ホシャヤの子アザルヤ、カレアの子ヨハナンたちは、エレミヤに向かって「あなたの言っていることは偽りだ」と言い、面と向かって、エレミヤの伝えた主の言葉を否定しました。そればかりか、「ネリヤの子バルクがあなたを唆して、…我々をカルデア人に渡して…バビロンに行かせようとしている」と言い、エレミヤが真の預言者であることを拒否しました(2、3節)。こうして、彼らは主の声に聞き従うことなくエジプトの地へ赴き、タフパンヘスにたどりつきます。エレミヤ自身も、彼らに同行してエジプトに向かいました。

その心と態度と行動はすべて、神の面前で犯された高慢の罪でした。そのため、主の言葉がタフパンヘスでエレミヤに臨みます。それは民の罪を裁くものでした。主は、バビロンの王を用いてエジプトの地を撃つとおっしゃいます。

自分の思いに反するからといって、主の言葉を否定するのであってはなりません。心から主の御声に聞き従うことを祈り求めましょう。

宮武 輝彦(男山教会)