永遠の命を信ず | ヨハネによる福音書 3章1-21節

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ヨハネによる福音書 3章1-21節

神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 3章16節

永遠の命を信ず

聖書は命をめぐる物語です。神が人間の命を創造されました。その命は造り主から離れ、死すべきものとなってしまいましたが、神は独り子イエス・キリストを世に遣わされました。独り子はご自身の命を十字架上にささげ、死者の中から復活されました。そして、聖霊によって独り子を信じる者に永遠の命が与えられました。

永遠とは、時間がいつまでも続くというよりも、滅びることがないということです。死によっても滅び去ることのない命、よみがえった体をもって生きる命、それが永遠の命です。そして、そこには永遠の神が共にいてくださるのです。

死の後にいっそう明らかとなるその命は、今すでに信じる者に与えられています。永遠の命を生きることに終わりはありませんが、始まりはあります。永遠の命は、父なる神の愛、イエス・キリストの恵み、聖霊の交わりによって生かされるところから、すなわち、この使徒信条を心から信じて告白するところから始まります。「永遠の命を信ず。アーメン」。この最後の告白と共に、新しい命の歩みが始まるのです。

石原 知弘(東京恩寵教会)