5つのパンで5,000人を養うイエス | ヨハネによる福音書 6章1-15節

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ヨハネによる福音書 6章1-15節

さて、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えてから、座っている人々に分け与えられた。また、魚も同じようにして、欲しいだけ分け与えられた。人々が満腹したとき、…なお残ったパンの屑で、12の籠がいっぱいになった。そこで、人々はイエスのなさったしるしを見て、「…世に来られる預言者である」と言った。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 6章11節~14節

5つのパンで5,000人を養うイエス

主イエス・キリストは、その数の人々を養うには到底足りない、たった5つのパンと2匹の魚を用いて5千人を養われました。しかも、5千人が満腹した後に余ったパンを集めると、12の籠がいっぱいになったというのです。これは、普通では全く考えられない奇跡的な出来事です。

この主イエスの5千人の給食と極めて類似した奇跡が列王記下4章42節以下に記されています。1人の男が初物のパン、大麦パン20個等を預言者エリシャのもとに持って来ると、エリシャは、「人々に与えて食べさせなさい」と命じます。召し使いは、「どうしてこれを100人の人々に分け与えることができようか」と疑問に思います。しかし、エリシャが「主は言われる。『彼らは食べきれずに残す』」と言うので召し使いが配ったところ、主の言葉のとおり、彼らは食べきれずに残しました。

これらの奇跡の共通点は、ただ必要が満たされただけでなく、あり余るほど与えられたということです。私たち主イエス・キリストの父なる神は、豊かに与えてくださるお方です。きょうもそのお方に満たしていただきましょう。

中田 稔(丸亀伝道所)