首に結び心の中の板に書き記せ | 箴言 1-3章

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箴言 1-3章

慈しみとまことがあなたを離れないようにせよ。
それらを首に結び
心の中の板に書き記すがよい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 箴言 3章3節

首に結び心の中の板に書き記せ

「慈しみとまこと」は、主なる神のご性質そのものであり(出エ34章6節)、主が民に施してくださる素晴らしい恵みでもあります。それらが自分から離れないようにするためには、常に主を仰ぎ、御言葉に聞きつつ祈りつつ歩むしかありません。

そのため、首に結び、心の板に書き記すがよい、と命じられています。モーセが律法を民に授けたときも、主の言葉を自分の手に結び、覚えとして額に付け、門にも柱にも書き記しなさい、と命じました(申6章8、9節)。常に心に留めよ、という意味ですが、私たちも、実際にノートを作るとか、御言葉カレンダーを目につくところにかけておくなどの工夫をすることができます。

常に覚えて首に結べ、心に書き記せと命じられて、私たちの努力にかかっていると言われているだけでは、私たちは疲れてしまいます。しかし、主ご自身が私たちの心に記してくださると、後に約束してくださいました(エレ31章33節)。

その慈しみとまことに満ちた約束が、主イエス・キリストが来られ、聖霊が与えられたことによって実現したのです。その恵みに感謝して、私たちはなお一層主の御言葉に心を留め、心の板に書き記してくださる聖霊の恵みに信頼しましょう。

【祈り】

聖霊なる神様、私たちの心に主の御心を深く刻みつけ、悟らせてください。

久保田 証一(尾張旭伝道所)