もはや奴隷ではなく神の子に | ガラテヤの信徒への手紙 3-4章

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ガラテヤの信徒への手紙 3-4章

それは、律法の支配下にある者を贖い出して、わたしたちを神の子となさるためでした。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ガラテヤの信徒への手紙 4章5節

もはや奴隷ではなく神の子に

パウロは、イエス・キリストが来られるまで、私たちは律法の支配下にあったと言います。律法は私たちにするべきことを教えますが、それを行う力は与えません。むしろ律法は私たちの罪過を明らかにして、私たちを断罪するばかりでした。私たちはこの律法の下で罪人として苦しみ呻くよりほかありませんでした。

しかし、時が満ちると、神は御子イエスを人間の女から生まれさせ、しかも律法の下に遣わされたのです。それは律法の支配下にあった私たちを贖い出すためでした。主イエスは十字架にお架かりになり、私たちに代わってご自分の命を犠牲とされました。主イエスの命という代価によって私たちは律法の下から贖い出されたのです。

私たちは神の子とされたのですから、奴隷に舞い戻ることはできません。もはや律法も、この世の諸霊も、私たちを再び奴隷にすることはできないのです。

さらに神は、「アッバ、父よ」と呼ぶ霊を私たちに与えられました。聖霊はささやかず、「アッバ、父よ」と叫んで、私たちのために執り成してくださいます。私たちも聖霊に促されて、「アッバ、父よ」と神に呼びかけるのです。こうして私たちの祈りは父なる神に届けられます。

【祈り】

「アッバ、父よ」という私たちの祈りを聞き届けてください。

細田 眞(福島伝道所)