主の選びの器として | 使徒言行録 9章

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使徒言行録 9章

「あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 使徒言行録 9章15節

主の選びの器として

キリスト教会を迫害していた一人にサウロという人物がいました。彼はキリスト者を縛り上げ、エルサレムへ連行するため、ダマスコへ向かっていました。

その旅の途上、天からの強い光の中で、主イエスはサウロに語りかけられました。「サウル、サウル、なぜ、わたしを迫害するのか」(4節)。主イエスは「わたし」とおっしゃいました。教会の痛みは、主イエスご自身の痛みとなっていたのです。幻を見たサウロは3日間、目が見えず、食事をすることができませんでした。

サウロにとってこの出来事は自身と向き合う時間でした。ひたすら主に祈り、砕かれたのです。主はこの後、サウロのもとに遣わされるアナニアに彼のことをこのように語りました。「あの者は、異邦人や王たち、またイスラエルの子らにわたしの名を伝えるために、わたしが選んだ器である」。

サウロは教会を迫害していた人です。そのような彼が神の器として選ばれました。それは主イエスの名を伝えるためです。神に選ばれた器は、神の働きをするために用いられます。私たちも、主の深い御心によって信仰者にされました。その選びに基づいて、神は確かにあなたを用いてくださいます。

【祈り】

神様。わたしのようなものをお選びくださり、感謝いたします。あなたの働きのためにどうぞ用いてください。

高内 信嗣(山田教会)