主は熱情の神、主は報復し、主は忍耐強い | ナホム書 1章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ナホム書 1章

主は熱情の神、報復を行われる方。
主は報復し、激しく怒られる。

主は忍耐強く、その力は大きい。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ナホム書 1章2節~3節

主は熱情の神、主は報復し、主は忍耐強い

ナホム書は、アッシリア帝国の首都ニネベに対する神の怒りと報復を告げています。ニネベは、預言者ヨナが遣わされて神の裁きが伝えられたことで知られています。そのとき、神の裁きの宣告を受けて、ニネベの人びとは神を信じ、悔い改めました。主なる神は、「この大いなる都ニネベを惜しまずにいられるだろうか」とおっしゃって、ニネベの町に災いをくだすことを思い直されたのです。

その後、世代が変わると、ニネベは主なる神を忘れてしまいました。北イスラエル王国の裁きに際して神の器として用いられることもありましたが、アッシリアの残虐さは甚だしく、ついに神の忍耐が終わり、神の怒りと報復が宣告されました。

主なる神は「熱情の神」です。「熱情」とは神の強く激しい愛を表しています。愛のゆえに主は忍耐強く、また愛のゆえに主は報復し激しく怒られます。それは、「主に身を寄せる者を御心に留め」て(7節)、ご自身の民を惜しむからにほかなりません。

神の憐れみをいただきながら滅ぼされることになったニネベのようになってはなりません。主なる神は十字架の救い主イエス・キリストを与えてくださいました。神の忍耐が終わる前に、主イエス・キリストに依り頼み、悔い改めて立ち帰りましょう。

【祈り】

あなたの憐れみと忍耐に感謝します。どうかあなたの御前に悔い改めて、立ち帰ることができますように。

望月 信(鈴蘭台教会)