神の思いを第一にして生きていく | ハガイ書 1-2章

RCJメディアミニストリー「ふくいんのなみ」のトップページへ戻る

ハガイ書 1-2章

「神殿を
廃墟のままにしておきながら
自分たちは板ではった家に住んでいてよいのか。
…主はこう言われる。
お前たちは自分の歩む道に心を留めよ。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ハガイ書 1章4節~5節

神の思いを第一にして生きていく

ペルシア王ダレイオスの治世、捕囚の民となっていたユダヤの民たちは、エルサレムに帰還することが許され、帰還しました。このとき、捕囚から解放された民たちの意識は大きく変化していました。信仰に基づく故郷の再建という希望は忘れられ、神殿に対しては無関心、無頓着になり、さらに経済的にも厳しいことから、自分の家を第一にするという生活に陥っていました。彼らは、神殿を建て直すのに消極的でした。そこでハガイは、民たちを奮い立たせて、神殿再建を実現させようとします。

ハガイは、民たちの怠慢と自己中心を指摘し、民たちに反省を促し、今自分の置かれている現状を見つめさせます。「このままでよいのか」と。そして、自分たちの歩むべき道、神の思いである神殿再建へと導きます。更に神殿再建には、神の豊かな祝福があることを約束します。この約束において、民たちは神殿再建に取り組むことになります。

神は私たちに今置かれている現状をよく考えてみなさい、と言われます。自分中心ではなく、神の思いを第一にするように、と語りかけてくださいます。この思いに生き続けることが、私たちであることを覚え、希望をもって信じ続けてまいりましょう。

【祈り】

主よ、どうか、私たちがあなたの思いを第一にして生きていくことができますように、私たちの心を開いてください。アーメン

潮田 祐(盛岡伝道所)