罪を重く受け止め恐れる心 | 歴代誌上 13章

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歴代誌上 13章

その日、ダビデは神を恐れ、「どうして神の箱をわたしのもとに迎えることができようか」と言って、ダビデの町、自分のもとに箱を移さなかった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌上 13章12節~13節

罪を重く受け止め恐れる心

神の箱は、神の臨在の象徴としてイスラエルが特に大事にした箱です。しかし、長い期間、箱はキルヤト・エアリムのアビナダブの家に置かれたままでした。ダビデはこの状況に問題意識を持ち、神の箱をエルサレムへ移すことを決意します。ダビデは大勢の人びとと共に、キルヤト・エアリムまで行き、神の箱を車に乗せ、牛で引かせて運び出しました。しかし、麦打ち場にさしかかった時、牛がよろめいたのです。近くにいたアビナダブ家のウザは慌てて箱に手を伸ばしました。すると、主は怒りを発し、ウザは打たれて死んでしまいました。

ウザは神の箱を守るために、手を伸ばしただけであるのに、神に打たれてしまうのは、なんだか理不尽に思えます。ひょっとすると運び方に問題があったのかもしれません。もともと神の箱は、担ぎ棒を作り、資格ある者の肩で運ぶことが命じられていました。このように注意して運ぶならば、慌てて手で支えるようなこともありません。神の御前で不誠実だったことが巻き起こした事件です。

ダビデはこの過ちを自覚し、神を恐れました。神は私たちを愛してくださるお方ですが、私たちが好き勝手に生きていいわけではありません。きょうも、神を恐れつつ、神の御前で誠実に生きていきましょう。

【祈り】

神様。あなたは聖なるお方です。あなたの御前に誠実に歩むことができるようにお導きください。

高内 信嗣(山田教会)