まず主に祈り求めたものとは | 歴代誌下 1章

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歴代誌下 1章

「民を裁くために、知恵と識見を求めたのだから、あなたに知恵と識見が授けられる。またわたしは富と財宝、名誉もあなたに与える。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 歴代誌下 1章11節~12節

まず主に祈り求めたものとは

歴代誌下は、ソロモンが父ダビデから王位を継承したところから始まります。主はソロモンに現れ、何事でも願ってよいと促されました。普通に考えれば自分自身や国民が満足に生活できるための富や名誉、国を守る力といったものを願いたくなります。しかし、ソロモンは主からの知恵と識見を求めました。それは、王の座やイスラエルの民が自分のものでなく主からいただいたとソロモンがわきまえていたからです(9、10節)。主を第一とするソロモンの姿勢を主は高く評価され、富と財宝、名誉もソロモンに与えると約束し、そのとおり与えられました(14節以下)。

後に主イエスは、日々の生活の諸課題にあれこれ思い悩む人びとに、天の父はあなたがたの必要をみなご存じなので、「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな加えて与えられる」(マタ6章33節)とお語りになりました。

この世界は主なる神が私たちの天の父として治めておられます。このことを認め、主の祈りにもあるとおり、まず神の国と神の義を祈り願いましょう。主はそうした祈りを喜ばれ、私たちの必要の数々についても加えて与えてくださると信じます。

【祈り】

主よ、この地をあなたが支配し、主の御心が全うされる神の国を来たらせてください。

吉田 崇(吉原富士見伝道所)