栄光の主に赦され、遣わされる | マタイによる福音書 17章1-8節

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マタイによる福音書 17章1-8節

イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 17:2

栄光の主に赦され、遣わされる

この日、主イエスは三人の弟子たちを連れて山に登られました。すると、主イエスのお姿が彼らの目の前で変わり、「顔は太陽のように輝き、服は光のように白くなった」のです。主イエスが全く別人になられたわけではありません。むしろ、ここでは主イエスの隠されていた栄光の本質があらわされたのです。主イエス、この方は十字架にかけられて死なれるお方である(16章21節以下)と共に、復活の主であり(17章9節)、終わりの日の完成をもたらす再臨の主(16章27節)でもあります。

三人の弟子たちは主イエスのお姿を見ると共に、雲の中から語られた神の声を聞きます。その時、彼らは「ひれ伏し、非常に恐れ」ました。しかし、主イエスは、彼らに近づき、手を触れて言われます。「起きなさい。恐れることはない」と。

私たちは、栄光の主の御前に立つことはできません。しかし、このお方は私たちの罪のために十字架にかかり、復活してくださったお方です。このお方によって罪は赦され、和解の道が開かれました。だから恐れることはなく立つことができます。それだけではなく、主の御用のために生きることができます。弟子たちは、山を下りて、悩みのある人たちのところに向かいます。

【祈り】

栄光の主よ、私たちの罪を赦し、あなたの御用を果たして生きる者としてください。

國安 光(淀川キリスト教病院)