主イエスの祈りに支えられて | ヨハネによる福音書 17章

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ヨハネによる福音書 17章

「彼らは世に残りますが、わたしはみもとに参ります。聖なる父よ、わたしに与えてくださった御名によって彼らを守ってください。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ヨハネによる福音書 17章11節

主イエスの祈りに支えられて

「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」(16章33節)と言われた後に主イエスは、天を仰いで祈られました。この祈りは、大祭司の祈りと呼ばれています。主イエスは、大祭司として父なる神と弟子たちの間に立たれて祈られました。

主イエスは、祈りのなかで父なる神のご計画の実現として十字架の苦難を受ける時が来たことを告白されました。受難の死が父の栄光を現わし、御自分の栄光を現す機会となるようにと祈られました。主イエスの復活は、私たちの救いを達成する栄光と勝利の時です。神が主イエスに与えられた権能により、主は、御自分を信じる者すべてに永遠の命を与えることがおできになります。

次に、主イエスは、地上に残していく弟子たちのために祈られます。「わたしがお願いするのは、彼らを世から取り去ることではなく、悪い者から守ってくださることです」。弟子たちが、この世の悪に打ち勝つためには、御名によって一つの群れとして一致し、愛の共同体を作ることです。御父の愛を確信して御父の御心に従って歩むことによって真の一致は与えられます。それが、この世にあって悪に立ち向かうための唯一の道であり、勝利の秘訣です。

【祈り】

私たちを世に遣わされた主イエスご自身が、私たちのために祈っていてくださることに感謝します。

久保 浩文(松山教会)