2000年12 月17日(日)

マタイ2:2「不思議なクリスマスツリー」

山梨栄光教会 関口 康



  おはようございます。山梨栄光教会の関口です。
 今日も、先週と同じように、クリスマスにちなんだお話をしたいと思います。
クリスマスが近づいてきますと、私はとても楽しい気持ちになります。町中にクリスマスソングが流れ、まるで日本がキリスト教の国であるかのような雰囲気に包まれるからです。

 新約聖書のマタイによる福音書2章には、最初のクリスマスの夜、産まれたばかりのイエス様のもとに、東の国の占星術の学者達が、お祝いにやって来た、という物語が出てきます。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、拝みに来たのです」と書かれています。これで分かる事は、最初のクリスマスの日から、宗教が違う国の人々が、イエス様のお誕生をお祝いしていたという事です。

 これからお話しする事は、今私が牧師として働いている教会での出来事です。一昨年前の事です。クリスマスが近づいて来ました。実は、私達の教会は、一昨年前に礼拝堂を新しく立て替えまして、クリスマスの直前にそれが完成しました。その時皆が考えた事は、新しい会堂が出来た事だし、その会堂で迎える初めてのクリスマスなのだから、一人でも多くの町の人達にクリスマス礼拝に来てもらいたい、そのためにふさわしいクリスマスの飾りをつけて、皆を教会にお招きしよう、と言う事でした。

 ところが、ちょっとお恥ずかしい話ですが、新しい礼拝堂は完成したばかり、ほっと一息という気持ちもあって、皆何だか力が抜けてしまったわけです。それでも、もちろんクリスマスをお祝いしないわけには行きません。それでは、と言う事で、今回はささやかに行きましょうという気運になりまして、クリスマスの飾り付けなども、本当にささやかなものに抑える事になったのです。

 そのようにして迎えたクリスマスに、なんと、不思議な事が起こりました。なんと、私達が新しく建てた礼拝堂のまん前に、私達の知らない、とても大きな二本のクリスマスツリーが、突然、現われたのです。

 何が起こったのか、私達にも、最初は分かりませんでした。あとで聞いて分かった事は、こういう事でした。実は、こちらの礼拝堂の建設が行われていたのとほとんど同時期に、教会のすぐ前の道路の工事が行われていたのです。そして、その道路工事は、こちらの工事が終わるのとほとんど同時期に終わったのです。道路工事をしていた会社は、完成のお祝いとして、町の人達によく見える場所に、それは大きな二本のクリスマスツリーをプレゼントしたつもりだったのです。ところが、それは、私達の教会のまん前に立てられ、まるで私達の新しい礼拝堂の完成をお祝いしてくれているように、美しい光を輝かせてくれたのです。

 時々、クリスチャン達の中に、こういう事に目くじらを立てる人を見かける事があります。クリスチャンでもない人達が、なぜクリスマスに騒ぐのか、と。しかし、私はそんな風には思いません。一人でも多くの人々がクリスマスを楽しんで下さるなら、素晴らしい事ではありませんか。皆でクリスマスをお祝いしようではありませんか。

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