2005年1月24日(月)「主はよい羊飼い」 安田恵嗣(勝田台教会牧師)

 ご機嫌いかがですか。今週、話を担当します勝田台教会の安田恵嗣です。どうぞ宜しくお願いいたします。

 イエスさまは、ご自分を、よい羊飼いである、と言われました。イエスさまが生きられたユダヤの地方は、木や草が少ない土地です。ですから羊飼いが羊を導いて、草や水のあるところへ連れて行きます。

 もう一つの羊飼いの仕事は、悪い獣から羊を守ることです。羊は本当に弱い動物ですから、守る者がいなければ、すぐに獣の餌食になってしまいます。そこで羊飼いは、夜になると羊を囲いの中に入れて、自分がその入口に寝て、門の代わりになることさえあった、と言われています。そのようにして羊を守りました。

 よい羊飼いがいるということは、悪い羊飼いもいるということです。羊を守り育てるのではなく、自分のために羊を利用する人間です。私たちはだれでもよいから従えばよい、というわけには行きません。この自分を生かしてくれる存在か、それとも利用するだけの人間かを、賢く見分けなければならないのです。よい羊飼いは、羊を守るために命さえも投げ出す、とイエスさまは言われるのです。

 イエスさまが羊飼いならば、私たちは羊です。だが私たちは、自分を本当にイエスの羊だと思っているでしょうか。羊は自分で草や水を探せません。だから羊飼いが必要なのです。しかし私たちは、必要なものは自分で探せると思っています。しかしながら、どこに行けばそれが得られるのか分かりません。だからよい羊飼いであるイエスさまが来てくださったのです。