2005年1月26日(水)「愛すること信じること」 安田恵嗣(勝田台教会牧師)

 ご機嫌いかがですか。勝田台教会牧師の安田恵嗣です。

 車に乗って高速道路を走っていて、分かれ道を間違えることがあります。右へ行かなければならないのに、左に行ってしまいました。その時のほんのちょっとした違いが、結果的には全く見当はずれの場所へ行ってしまいます。

 伝道者パウロがガラテヤの教会に書き送った手紙があります。ガラテヤの教会がイエスを信じるだけではなくて、掟を守ることもしなければ救いは確かなものとならない、と考えたからです。

 自分の信仰に確かさが欲しい、と誰でも思います。私たちの救いに必要なことは、イエスがすべて十字架で成し遂げてくださいました。これが教会の信仰です。でもそれだけでは不安が残る。信仰者として自分の中に、救いの確かさを示すものが欲しい。彼らはそう思ったのです。

 信仰の確かさ。それは私たちが紡ぎ出すものではなくて、聖霊が明らかにしてくださるものです。自分が神さまのものであることが明らかにされることを、私たちは信じています。それが私たちの生き方です。

 そしてそういう信仰が、愛という形をとって働くとパウロは言います。わたしを生かそうとしてくださる方を信じるからこそ、自分も人を生かそうとするのです。私たちには愛をもって働く信仰が与えられています。