2005年2月21日(月)「小さな事を用いて」

 いかがお過ごしでしょうか。新所沢教会の長石です。

 私たちの教会では、昨年暮れにクリスマスに間に合うように、教会堂の屋根と外壁の塗り替え工事をしました。今はすっかり綺麗な外観になりましたが、実はこの工事は、思わぬことがきっかけで始まったのです。

 というのは、その年の台風のために屋根の上に立っていた十字架の先端が折れ曲がってしまったのです。業者に相談したところ、高い所にあるために、それを修理するためには、下から足場を立ち上げてのかなり大掛かりな工事が必要になるというのです。

 しかしこれがきっかけで、それならついでに、屋根の塗り替えをしてはどうか、それならついでに、壁も塗り替えてはどうか、それならついでに、目に見えるところは全部直してはどうか、「それならついでに…」と、段々と話が大きくなって、とうとう教会員全員一致で、建物全体の補修工事をすることを決めたのです。

 このように神様は小さな事柄をお用いになって、大きなことをしてくださる方です。聖書には次のような言葉があります。「ごく小さな事に忠実な者は、大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は、大きな事にも不忠実である。」あなたの今日の一日にも、そうした神様のご計画が静かに進められているかもしれません。希望をもって歩みましょう。