2005年9月12日(月)「一冊の本」

 いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。
 私たちの人生は1冊の本のようです。誰もが1行ずつ書き綴りながら、1頁ずつ厚みを増していきます。小さな本、大きな本、一人ひとりまったく違う「人生という本」があって、今この時も書き綴られています。しかし誰もそれが何ページになるのか、どんな内容になるのか、正確には知りません。

 人生の中で、誰しもふと立ち止まることがあります。そんな時、ちょうど段落を区切るように、「なぜわたしは生きているのだろう?」と1冊の本をめくって調べるように、人生を振り返ります。でもその本だけでは答は出てこないのです。

 昔から聖書という1冊の本があります。この本は、私たちの人生に真の目的を与えるために、イエス・キリストという救い主を語っています。しかも不思議なことに、誰でもこの本を読む時、その著者である神様が、人生の導き手として語りかけてくださるのを体験します。そして何が幸せなことなのかを教えられます。聖書を読むという行為は、私たちがなす人生の営みの一つですが、じつはそうした営みのすべてを導かれる人生の著者がおられるのです。聖書自身がこう語っています。「草は枯れ、花はしぼむが、わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。」あなたも、人生の著者である神様と出会ってください。