2006年1月16日(月)「かけがえのない命」

 いかがお過ごしでしょうか。今週この番組を担当します、東京都中野区にあります江古田教会の風間義信です。どうぞよろしくお願いします。

 昨日は1月15日で日曜日でしたので、以前の暦で行けば今日が振替休日で成人の日でした。今では一週間前にこの日を迎えましたが、毎年、この時期には年毎に20歳を迎える若者の人数が少なくなっていることが伝えられています。これからもこの傾向は続くようですが、このことは単に若者がこの国で少なくなるだけでなく、人口全体も少なくなるようです。

 ただ、いつでもどこでも、それらの数字は一人一人の存在があってこそ数えられるものです。聖書は、私たち一人一人が神様に似せて造られたと言っています。これは神様の作品として造られたということです。

 作品は製品のように1ミリの狂いもなく大量生産出来るものではありません。一つ一つ丹念に、造り手が心を込めて作り上げて行くものです。ですからそこには個性があり、二つとして同じものはありません。

 それだけ私たち一人一人は、他では代えることは出来ません。その私たちに対して語られた次の聖書の言葉を贈ります。「わたしたちは神に造られたものであり、しかも、神が前もって準備してくださった善い業のために、キリスト・イエスにおいて造られたからです。」(エフェソ2:10)