2006年3月27日(月)「 来てくださる神さま」

 いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。

 毎年正月に兵庫県の西宮神社で、恒例の「福男」を決めるレースがあります。今年も早朝、開門と同時に、くじで選ばれた108人の男たちが一斉にスタートし、本殿までの230メートルの石畳の上を走り抜きました。今年一番でゴールした「福男」は、「感想は?」とのインタビューにこう答えていました。

 「これとってもうたら、今年の福は終わったな、という感じです」

 思わず笑ってしまいました。確かにこのレースは、毎年ニュースで報道され、一躍日本中にその名が知れ渡るのですからこんな美味しい話もないでしょう。誰よりも先に神様の所へ行くこと、これが幸運を手にするための条件です。

 一方、聖書は人間が神様のところへ行くのではなく、神様が人間のところに来て、幸いをくださったと教えています。ヨハネによる福音書12章47節〜48節でイエス様はこう語っておられます。

 「わたしを信じる者が、だれも暗闇の中にとどまることのないように、わたしは光として世に来た。わたしの言葉を聞いて、それを守らない者がいても、わたしはその者を裁かない。わたしは、世を裁くためではなく、世を救うために来たからである。」

 あなたを照らし、天からの祝福で満たす神様はすでに世に来られたのです。それが主イエス様です。