2006年7月3日(月)二つの権利

 いかがお過ごしですか。新所沢教会の長石です。

イエス様が十字架上で息を引き取られる前に語られた言葉の一つに、「成し遂げられた」という言葉があります。イエス様はこの時何を「成し遂げられた」のでしょうか。それは救い主として果たさねばならない二つの使命を意味していました。

 一つは、神の救いのご計画に従って、罪なき完全な生涯を送ったという意味で、「成し遂げられた」と言われたのです。もう一つは、その完全な生涯の果てに死ぬこと、つまり神の刑罰を人類の身代わりに受けることによってその使命は「成し遂げられる」ことを意味していました。私たちは人間として生まれたからには、生きる権利があると考えます。
 また人間らしく死ぬ権利もあると考えます。植物人間として生きるよりは、人間としての尊厳を保って最期を迎えたいとも考えます。つまり生きるのも、死ぬのも、自分の権利であると考えます。

 しかしイエス様は、そのすべての権利を放棄されたのです。つまり死ぬための生涯を送られたのです。それはあなたの罪を背負い、あなたに永遠の命を与えるために必要なことでした。イエス様を救い主と信じる時、イエス様が成し遂げてくださった二つの使命が私たちの権利となります。あなたもイエス様を信じて罪の赦しと永遠の命を自分のものとして下さい。