2006年8月23日(水)希望の道へ

いかがおすごしですか。澤谷由美子です。

私は4年前に牧師をしていた主人を亡くしてから、3人の子どもと共に何とか暮らしてきました。主人は結婚してからたった一つの教会の牧師を25年間続けて召されたので、私も25年間をごっそり失ったような喪失感に苦しみました。主人が生前使っていた物を見ると耐え難く悲しく、私は生活を全て新たにせざるをえませんでした。50代になって人生を切り替えるのは、大変なことでした。

私は主人が果たせなかった伝道への思いを受け継ぎたいと願いました。そのような仕事を与えてくださいと、毎日祈り求めました。するとどうでしょう。母と子のために続けてきた「おはなしのへや」という15年間の活動が用いられ、書き続けてきたお便りが出版されました。

出版を機に講演の依頼が与えられました。母と子のための伝道の働きをできる教会づくりを願っていた私たちの願いどおり、銚子市にウイークデイは保育園を営む伝道所の工事が着工しました。そして私はその保育園の責任を任されることになりました。

旧約聖書にあるやもめの話があり、彼女の家の「壺の粉は尽きることがなく、瓶の油もなくならなかった」とある通りのことがわが身にも起こりました。それどころか、「あなたの神、主はあなたを良い土地に導き入れようとしておられる。」と申命記8章7節にあるように、新しい希望の道が与えられたのです。