2006年9月8日(金)愛には恐れがない

お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

キリスト教は愛の宗教だとよく言われます。聖書の中にこんな言葉があります。
愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。」

「愛には恐れがない」という言葉だけを切り抜いて読むと、いろいろな意味に取られてしまいます。愛し合う男女がお互いの愛を信じて、周囲の反対にもめげず、将来の不安にも耐えてたくましく生きていく、そんな姿を想像する人もいるかもしれません。

しかし、ここで聖書が語っている愛は、神がわたしたちの罪を赦して下さった愛のことです。神の独り子イエス・キリストを信じる者に注がれる神の愛です。その神の愛を信じつづけると言うことは、神の赦しを信じつづけることなのです。だから、最後の審判の日にも罰が下ることを恐れる必要がないのです。

バチが当たるという言葉をよく耳にします。バチが当たることを恐れる生き方は、やがては神の愛をも疑わせてしまいます。神はそのような生き方を望んではいらっしゃらないのです。聖書の神はわたしたちの罪も弱さもご存知の上で、わたしたちを赦し愛してくださっているのです。その神の愛を信じ、神の愛に留まって生きることを聖書はわたしたちに望んでるのです。

きょうのみ言葉・・・「愛には恐れがない。完全な愛は恐れを締め出します。なぜなら、恐れは罰を伴い、恐れる者には愛が全うされていないからです。」(ヨハネの手紙一 4章18節)