2006年9月11日(月)モーセの生涯

ご機嫌いかがですか。勝田台教会の安田恵嗣です。

旧約聖書の申命記34章7節に、「モーセは死んだとき、120歳であったが、目はかすまず、活力もうせてはいなかった」と記されています。モーセは、イスラエルの民をエジプトから導き出し、シナイ山で十戒を受け、旧約時代の最大の預言者でした。彼の生涯から、信仰上学ぶことは多くあります。

先ずモーセは、波乱万丈の生涯にあって、エジプト王、ファラオの命令によって殺される運命にありながら、神の不思議な摂理によって生かされました。40年の間、荒れ野でイスラエルの民を導き、約束の地カナンを目前に、120年の生涯を終えました。苦難に満ちた生涯でしたが、神を信じて、最後まで生き抜いた生涯でもありました。

次に、モーセは信仰者として、神から負わされた使命を、苦難の中にあっても果たし終えました。人はこの世に生まれ、いろいろな役割を担っていますが、同時に、神の国の働きのために、責任を果たして生涯を終えなければなりません。この点、モーセに多くを学びます。

最後に、どんな人にも生涯の終わりがあり、人はだれでも、生きてきたようにその生涯を終える、ということをモーセから学びます。モーセは、カナンを目前にして死に、その働きをヨシュアが引き継ぎました。

私たちは、もし、神によって、全生涯の一部始終をビデオに記録され、見せられたら、どんなものでしょうか。神の目にどう評価され、どのように書き記されているでしょうか。神と人とに仕えて生きる生涯でありたいと願います。