2006年12月19日(火)罪人を招くため

お元気ですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

クリスマスの主人公はイエス・キリストです。そのイエス・キリストはご自分が何のためにこの世にいらっしゃったのか、こうおっしゃいました。
「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」

「罪人を招く」という言葉に怪訝な思いを抱くかもしれません。その罪人が大きな犯罪人であれ、小さな嘘つきであれ、キリストのもとに集められたからと言って、いったい何になるというのでしょうか。むしろ、罪人がこの世から一掃された方がよほど救いの実現に近づきそうです。イエス・キリストの時代に生きた人々は皆そのように考えました。

けれども、イエス・キリストのお考えは違ったのです。病気の人であるからこそ医者を必要とし、罪人であるからこそ、罪から救ってくださる救い主が必要なのです。しかも、聖書によれば、神の前に正しい人は一人もいないのですから、すべての人が救い主を必要としているのです。
その罪人を招くためにやって来られたのがイエス・キリストです。その罪からの救い主であるキリストの到来をお祝いするのがクリスマスです。あなたもクリスマスに招かれているのです。

きょうのみ言葉・・・「わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。マルコによる福音書2章17節