2006年12月25日(月)クリスマスの出来事

クリスマスおめでとうございます。勝田台教会の安田恵嗣です。

クリスマスの出来事を聖書から読んでみます。ルカによる福音書 2章15節です。
「さあ、ベツレヘムへ行って、主がお知らせくださったその出来事を見てこようではないか。」

この御言葉は、主イエス・キリストが生まれられた夜、天使の知らせを受けた羊飼いが語った言葉です。「出来事」と訳されています言葉は、丁寧に言いますと「実際に出来事として起こった言葉」となります。出来事となった神の言葉です。

この福音書を書き記しましたルカが、第2巻として書き記しました使徒言行録において、ペトロがこのような言葉を語っています。
「神がイエス・キリストによって―この方こそ、すべての人の主です―平和を告げ知らせて、イスラエルの子らに送ってくださった御言葉を、あなたがたはご存知でしょう。ヨハネが洗礼を宣べ伝えた後に、ガリラヤから始まってユダヤ全土に起きた出来事です」(使徒言行録10章36,37節)。忘れることのできない御言葉です。

神さまからすべての人に与えられた平和のメッセージは、イエス・キリストによって伝えられましたが、それは実は、また一つの出来事でした。そのように述べて、主イエスが人々を愛して生き、十字架につけられて殺され、甦られた出来事を語ります。主イエス・キリストこそ、出来事となった神の言葉です。羊飼いたち、そして私たちは、この降誕祭の夜にこの出来事にあずかるのであります。